2026年07月09日配信
026 年 6 月 9 日。私たちのメディアの名前が、決まりました。
「ファイリングの庭」。
メディアといっても、雑誌でも、いわゆる企業ブログでもありません。
この場所を、私たちは「庭」と呼ぶことにしました。
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その朝、私たちはそれぞれに名前の候補を持ち寄っていました。
櫻井は 5 つ。
情報統合道。情報統合局。情報復興の道。やまざき情報復興パーラー。情報統合談話室。
宮地も 5 つ。
整える経営の引き出し。整う会社(チーム)の引き出し。整える経営誌。経営資源のファイリ
ング。整え士やまちゃん。
10 の名前が、テーブルに並びました。
櫻井は「情報」を真ん中に置いて考えていました。
情報を整え、復興させ、主導権を取り戻す。AI に吸い取られていく時代に、自分たちの言
葉と情報を、もう一度自分たちのものにする。
宮地は「整える」を真ん中に置いて考えていました。
山崎文栄堂は、個人の整理整頓をやってきた会社ではありません。会社という組織の中で、
書類を、情報を、仕事の仕方を、整えていく。
どれも、私たちらしい言葉でした。
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10 の候補を聞き終えたあと、伴走してくださっている角川さんが、社長にこう問いかけま
した。
ファイリングの庭 Vol.1 ドラフト
ファイリングの庭 2 / 4
「整えることで、関わった人たちに、何をもたらしたいんですか」
私たちはハッとしました。
整える、は私たちが 30 年やってきたことです。
けれど、整えた結果、社会に何が残るのか。そこを、まだ言葉にできていなかった。
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角川さんは、ご自身で観ている YouTube の話を始められました。
日本人の和の心を、はせくらみゆきさんは「大調和」と呼んでいた、と。
角川さんは、続けました。
「大調和って、真ん中を取るとヤマトじゃないですか」
社長が、少し考えてから、こう言いました。
「今年の書き初めで、大調和って書いたんですよ」
私たちは、互いの顔を見合わせました。
角川さんが、たまたま YouTube で観た言葉。
社長が、今年の書き初めで書いた言葉。
それが、同じだった。
社長は、続けます。
ヤマトは、楽太鼓を表す象形文字。国の始まりが、太鼓そのもの。
イザナギ・イザナミが「喜びあふれる国を作ろう」と言った、その続きを、私たちは生きて
いる。
「整えるって、その大調和の器を整えることなんだと思うんです」
私たちの中で、何かが繋がった瞬間でした。
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宮地は、最初「なんとか道」とか「整理整頓術」みたいな、技を表す名前も考えていました。
けれど、私たちがやっているのは、ノウハウの伝達ではありません。
会社の人たちみんなで、気持ちも含めて、整えていく。
ファイリングの庭 Vol.1 ドラフト
ファイリングの庭 3 / 4
種をまいて、水をやって、メンテナンスしながら、育てていく。
それは、庭の手入れに、似ています。
ひとつの生き物が育つのではなく、いろんな生き物が、それぞれの役割を持って、調和して
育つ。
それが、庭です。
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櫻井は、矢作直樹先生の本を、ときどき読みます。
その中に、こんな話があったそうです。
体は、調和でできている。
小指の爪が、心臓になりたいと言ったとして、小指の爪には小指の爪の役割がある。
一つ一つの役割が、調和して、体が成り立っている。
櫻井は、この話を、妙に腑に落ちる気持ちで読んだそうです。
そして実は櫻井は、25 年前、東京農業大学の造園学科を卒業しています。
山崎文栄堂に入って、25 年。
ヤマトプロジェクトで、自然農にも関わるようになって。
お庭というところに、人生の節目で、また関わっている。
そんなめぐり合わせを、感じています。
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はせくらみゆきさんが言う、日本人の和の心としての「大調和」。
矢作直樹先生の本にあった、体の「調和」。
社長の書き初めの「大調和」。
そして、私たちが選んだ、「庭」という言葉。
別々の言葉が、別々の場所から、私たちの中に集まってきました。
整えるとは、調和を育てること。
大調和の器を、整え続けること。
ファイリングの庭 Vol.1 ドラフト
ファイリングの庭 4 / 4
それが、ファイリングの庭で、私たちがやっていきたいことです。
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この記事も、まだ種まきの段階です。
書き終えた、というよりも、ここから一緒に育てていく。
読んでくださる方からの言葉も、私たちの中で育つ問いも、すべてが、この庭の養分になり
ます。
「ファイリングの庭」へ、ようこそ。
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この記事は Seedling(種)です。これから育てていきます。
執筆:山崎文栄堂 櫻井友子・宮地宏彰
編集:角川英治(株式会社フブキ)
最終更新:2026 年 7 月 XX 日